朱月 蝶は舞う
そんなこんなで、午前が終わる。あたしはいつもどうり、ケイと食堂に向かう。
そして腹を満たす。今日は日替わりAランチ。うまかった……
──ピンポンパンポーン
『三年C組の紅野ケイくん至急、お…じゃなくて理事長室にきてくださーい☆』
うわ、凄く嫌な顔してるよケイ。あからさまに行きたくないオーラでてるよ……
ユ「一緒に行く?」
ケ「うん」
『言い忘れたけど、一人で来てください。ユイは来ちゃだめです!!』
ケ「……まじ殴りてぇ」
ユ「おとなしくまってるよ。その辺で寝ないから行ってきなよ。」
ケ「急いで片付けてくるから」
そういって、ケイは全力疾走で理事長室に行った。
あ…嫌な予感。