朱月 蝶は舞う


──ゴゴッ


ユ「あ………うっ…やばい。陸、またね…うっ」



雷の音が聞こえる。
目の前が霞んでくる──……


陸「あっ!……おい」



そして、意識がプツンと切れる。



床に倒れるかと思っていると、ふわっと抱えられた気がした。


















悟「──でな、最近大蛇(ダイジャ)って族の動きがだんだん、この街で活発になってきてんだよ。だから、くれぐれもユイから離れるな」



ケ「ああ、そんなことあたりま………………ユイが!」



ケイは、何かを感じとったのか急いで理事長室から出ていく



悟「おいっケイ、ユイになにかあったのか!?」




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