朱月 蝶は舞う





ユ「昨日も言ったけど…陸くんの目は綺麗だよ。あたしは好きだよ…陸くんは何に怯えてるのかはわからないけど……綺麗な瞳なんだから、下ばかり見ないでしっかり胸はって顔上げて歩きなよ。」



陸「……ッ」



俺は内心が乱れた。図星だから──……








ユ「ほら、また下ばかり見ないで陸くん、」



陸「………くんはいらねぇ」







俺はなんとなく、心が軽くなった気がした。



そしていきなり'ユイ'は倒れた




それに、顔色が悪いしどこか苦しそうだっ。



とりあえず、理事長室前にある保健室に連れていくことにした。




''ユイ''を持ち上げると凄く軽い──



陸「中身…実は綿か?」




そんなことを思っていると、いつも一緒にいる"ケイ"とか言うやつが息をきらしながら走ってきた





  ⇒陸 視点終わり



< 49 / 148 >

この作品をシェア

pagetop