朱月 蝶は舞う


  ⇒ケイ 視点



胸騒ぎがする──
雨雲が雷雲に支配されてきといるのを、理事長室の悟の座っている後ろの窓をみていると、気づいた



そして、ユイの意識が途切れたことがわかった。双子の神秘ってやつか?昔から分かる、俺たちだけの特権。俺に何かあると、ユイが気づくし。ユイに何かあると気づく。場所だって、自然と頭にどこにいるかわかってしまう。不思議な力。



急いでユイの所に向かった。




案の定、ユイは意識が途切れていた。ユイは陸に運ばれていから、陸からユイを受け取り急いで悟兄の所に走った。





ケ「悟兄、車まわりしてくれ!!今日はもう家に帰る」



悟「ちょっとまて、ユイはどうしたんだよ!」




ケ「気を失ってるだけだ、寝かせれば問題ないから」



悟「どういうことだよ」



ケ「体には害はないんだ。これは……"雷"のせいなんだよっ─────あの日あった─」




悟「ッ!!……マサ、至急俺の車の前にこい!」




悟兄は、携帯でマサを呼んだ。











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