朱月 蝶は舞う
ユ「あー………またか」
上半身だけをお越した状態で頭をおさえる。そして、ボーッとしていた。
舜「ユーイ!!!!」
ドアを開けてあたしの所へ駆け寄ってくる165㎝の舜斗が可愛くてしかたがない。
そして、後ろから陸が入ってきた。それにはびっくりだった。
ユ「どうしたのさ?まだ学校終わってないよ?」
舜「お見舞いにきた!ユイ心配した!」
あー、なんだこの可愛い生物。あたしの心を鷲掴みだよ。どこぞやの美形集団に入っているとは考えられないくらい可愛いな〜
ユ「舜斗、ありがとう。……陸も来てくれてありがとう」
陸「……別に」
ケ「ユイ、ココア淹れた」
ユ「さすがだねケイ」
温かいココアを飲むと、ほっとする。
舜「てかさ、何でスウェット?意識ない状態でもユイは着替えられたのか!すげぇ」
ユ「ん、そんなこと無理に決まってるじゃん。ケイが着せてくれたんだよ。」
「「…………」」
二人は無言でケイを見た。
ケ「は?」
舜「はぁ、やっぱケイは変態。」
ケ「それはお前だろが!…あっ間違えたお前はスケベだった。」
舜「ケイのばかやろー!」
ケ「うるせスケベが」
ギャーギャー騒ぎだした二人をよそに、温かいココアを堪能していた。
陸「……お前」
ユ「陸……?」
陸「………ありがと」
ユ「?あっ、陸と話したいことあったんだ」
陸「?」
ユ「陸は自信をもちなよ。何を悩んでいるかわからないけど、前に進まなきゃ今の自分はかわらないよ」