朱月 蝶は舞う
あたしたちは屋上まで走った。…ちょっとキツイって思ったのは秘密。
龍「成長したな」
悟「だよな」
屋上のドアを開けると、皆がいた。蓮は寝そべっていて、佑介はパソコンいじって、大地は舜斗となにやらはしゃいでいて、陸は壁に寄りかかりながら欠伸をしていた。
ユ「れーん。おきろー」
蓮「…………?」
ユ・ケ「これからよろしく。……総長さん」
舜「やったー!!ユーイー大好き♪」
ユ「─うっげふっ!……舜斗……ギブ…ギブ」
陸「舜斗…」
ユ「ありがと陸」
陸「んー」
蓮「今日は帰り倉庫に行くぞ」
なんか、蓮ってクールなイメージ。最初みたときはなんか冷たい感じと、なにかモヤモヤっていうか……悩んでる?感じがした。
でも今は違う。不思議だー
蓮「俺の顔になんかついてるか?」
ユ「なんでもない」
蓮「………?」
陸「ユイ……?」
ユ「なんか、空が綺麗。」
ケ「今日は和食がいいな。ベランダを食べよう」
ユ「うん!」
蓮も佑介も大地も舜斗も陸も、みんなで空をみた。