朱月 蝶は舞う
──…放課後
あたしは目を輝かせた。なぜかって?
ユ「蓮の……かっこいー!」
蓮「………」
蓮のバイクがあたし好みで、なによりかっこよかったから。色は黒。ボディの模様は勿論龍で、その龍とハンドルが黒でメットはシンプルに黒一色。
ケ「はぁ……でたよ、バイク好き…」
舜「ユイー、バイク好きなの?」
ユ「まーね!蓮のバイクに惚れた」
蓮「………バイクにかよ(ボソッ)」
陸「………」
佑「ユイちゃん、やっぱり面白いね♪それに謎だらけ」
蓮「…俺の後ろ乗るか?」
ユ「いいの!………あっ、でもやっぱりいいや」
ケ「ユイ、メット…」
蓮「……遠慮…いらないぞ」
ユ「ん〜、遠慮じゃないよ。」
佑「?」
舜「じゃあ、俺のバイクのりなよー」
ケ「だーめっ、ユイは俺と兄貴たち以外のバイクは乗れねぇから」
ユ「あははは(龍兄にさからって殺されたくないしね)」
佑「なんで?」
ケ「ここで、俺以外のバイク乗ったら兄貴の制裁に……」
ユ「(コクコク)…怖いもんね。…それにあたし、眠いから」
舜「じゃあ仕方ないね♪はやく倉庫に行こう」
蓮の頭には?がいっぱい浮かんでる気がした。でも、今は兄貴たちのことは言えない。