朱月 蝶は舞う
嵐の幕開け
あたしが黒龍の姫になってはやくも、三週間がたった。そして、黒龍にも慣れることができて皆と楽しく過ごしている。
何事もなく、皆が笑顔でいられる。そんなところで、あたしは幸せに感じていた。
大「ユイ、明日はテストだな〜」
ユ「へ〜」
こんな不良高校でもテストなんてあるのか。と、いうか案外この学校の生徒は学習能力があるらしい。
前、テストを受けなかった大半の生徒が今じゃ受けない人はいない。
それに、みんなテスト期間には凄まじいオーラを身にまといながら勉強をする。でも、一年生はだらけていて、二・三年は勉強しているという不自然きあまりない光景が広がっている。
みんな、不良やってても将来とか気にするものなのかな?
不良高校とは言えども、周りの県立高校からは学力で反論はしてこないらしい。
そんな、噂を聞いて不思議に思ったあたくしは物知りな佑介に聞くことにした。