Love Difference 〜the long ago and the now〜

｢あたしも疲れた…。でも復習になったから良かったじゃん。｣

｢そう思えば、俺達も得してるんだよな。よっしゃ、これで成績伸びて内申点ガッポリで良い高校に進めて、小遣い倍増でサッカー部でもバッチシ レギュラーになって、普段は冴えないけど一試合に一回はラッキーチャーム決めて、もっと強くなって……。｣

｢はいはい。太一には沢山夢が有るんだよね。話し出したら三分間は話し続けるくらいに。｣

薫の言葉で、太一はやっと止まった。

｢ってかさ、俺等同じ組になれると良いよな。…あっと、学校じゃ雷青は俺の従兄弟って事になってっから。｣

｢にしても楽しみだよね。｣

｢だな。｣

薫と太一の会話な、雷青が首を突っ込んだ。

｢太一、学校の友達は優しいでござるか？｣

｢…うーん、優しい人と怖い人が居るな。普段は優しい人でも怒ると怖いし。｣