Love Difference 〜the long ago and the now〜
「何を、でございますか?」
「雷青は元々、僕を守る為に来た。でもそれは、僕が少し外出する時だけで良い。その代わり、普段は武士達の間で通信係をして欲しいんだ。いわゆる町で言う飛脚人をやって欲しいんだ。」
「私が…、でございますか?」
「勿論、利益無しじゃないよ。雷青、今何歳?」
「五歳でございます。」
「じゃあ、僕二歳上だね。僕のコト『志乃兄』って呼んで。」
志乃丸は少し笑ってから続けた。
「…もっとも、それが雷青にとって利益と言えるかどうかは分かんないけど。」
「志乃丸様!」
「雷青は元々、僕を守る為に来た。でもそれは、僕が少し外出する時だけで良い。その代わり、普段は武士達の間で通信係をして欲しいんだ。いわゆる町で言う飛脚人をやって欲しいんだ。」
「私が…、でございますか?」
「勿論、利益無しじゃないよ。雷青、今何歳?」
「五歳でございます。」
「じゃあ、僕二歳上だね。僕のコト『志乃兄』って呼んで。」
志乃丸は少し笑ってから続けた。
「…もっとも、それが雷青にとって利益と言えるかどうかは分かんないけど。」
「志乃丸様!」