Love Difference 〜the long ago and the now〜
「英部長、達也先輩の言う通りです。此処で泣いていたら、雷青もその唯笑さんも、きっと悲しみます。第一、雷青は死んだ訳じゃないんだから『拙者のコト、勝手に殺さないで』って怒りますよ。それよか、その唯笑さんのコト、俺等に話してみてくれませんか?俺で良ければ、相談に乗りますから。」
英は涙を腕で拭き取り、溜め息をついた。
「相談に乗ってくれる後輩がいるなんて、俺は幸せ者だな。…考えてみれば、雷青のコト好きだったの、俺の他にも居るんだよな。千賀也もだし、芳喜もだし、待強もだし、翼もだし。翼、浮気するんじゃね〜ぞ。其処に居る佐藤一音が悲しむ。」
一音が恨みのこもった目で翼を睨んだ。太一は『えっ』という顔をした。芳喜も待強も『雷青ちゃん』と呼んでいなかったからだ。でも、芳喜も待強も真っ赤な顔をしていた。最も、芳喜の顔はすぐに赤くなるが。待強が口を開いた。
英は涙を腕で拭き取り、溜め息をついた。
「相談に乗ってくれる後輩がいるなんて、俺は幸せ者だな。…考えてみれば、雷青のコト好きだったの、俺の他にも居るんだよな。千賀也もだし、芳喜もだし、待強もだし、翼もだし。翼、浮気するんじゃね〜ぞ。其処に居る佐藤一音が悲しむ。」
一音が恨みのこもった目で翼を睨んだ。太一は『えっ』という顔をした。芳喜も待強も『雷青ちゃん』と呼んでいなかったからだ。でも、芳喜も待強も真っ赤な顔をしていた。最も、芳喜の顔はすぐに赤くなるが。待強が口を開いた。