Love Difference 〜the long ago and the now〜
「俺、古い物とかが好きなんだ。ほら、俺の名前。母ちゃんが言ってたんだけどさ、待強の[タイ]、本当は一画減ってる[侍]にしたかったんだって。でもアレ、音読みが[ジ]なんだよな。でも[御用を言い付けられるまで待って、ちゃんと任務を達成する]のは同じだろうと思って名前をつけたって。」
待強は自分の名前の由来を、初めて語った。誰も知らなかった由来には、意外な事実が隠されていた。哲矢がただでさえ大きい目を更に大きく見開いていた。
「どうりで[雷青が古い物が良く似合う]って気付いたのか。」
太一は太一で大きい目を見開いていた。
「[待強]って、XーJAPAN・X時代のTAIJIから取ったのかと思った。」
待強は『それはちょっと違うぞ』という目で睨んでから言った。
「青影が古い物が良く似合うってのはすぐに分かった。太一が青影を仮入部に連れて来た日にな。俺はそんな雷青ちゃんに心惹かれたんだ。で、聞いてみたら彼女、[南総里見八犬伝]が好きだって。俺もだから――。」
待強は自分の名前の由来を、初めて語った。誰も知らなかった由来には、意外な事実が隠されていた。哲矢がただでさえ大きい目を更に大きく見開いていた。
「どうりで[雷青が古い物が良く似合う]って気付いたのか。」
太一は太一で大きい目を見開いていた。
「[待強]って、XーJAPAN・X時代のTAIJIから取ったのかと思った。」
待強は『それはちょっと違うぞ』という目で睨んでから言った。
「青影が古い物が良く似合うってのはすぐに分かった。太一が青影を仮入部に連れて来た日にな。俺はそんな雷青ちゃんに心惹かれたんだ。で、聞いてみたら彼女、[南総里見八犬伝]が好きだって。俺もだから――。」