鈍感彼女
遊び
「なあなあ、斗真」
「あぁ?」
俺の友達の斉藤有羽が肩を叩いてくる
「知ってるか?鈍感彼女って♪」
「...ンだそれ?」
なに、鈍感彼女って
今流行りの小説か?
「知らねえの!?桐吾斗真君なのに!?」
「...お前、シバくぞ」
「ちょ、3組来いよ!!」
「ンでだよ~」
無理矢理連れて行かれたのは3組
「うわっ...」
教室の出入り口には人がたくさん
「あ、桐吾君よ!!!♥」
「ハァ....」
うぜぇー、コイツら...
俺が入学してから何故か毎日女に囲まれる
有羽は毎日違う女を連れ歩く
俺?
俺ァそんなのに興味ねえよ
有羽には言われるけど~
『女遊びしろよ~』なんてさ
けど絶対しねえっつうの
女遊びの何が楽しいんだか?
俺にはさっぱり