鈍感彼女


「兄貴~、起きろ~」


「.....」


ゆっくり目を開けると、制服を着たたけるが慌ててる


「なに...?」


「朝だぜ?学校だろ?」


「あー...」


行く気も起きねえ...


だけど行かなきゃ有羽がうるせぇかな...


「俺ァ遅刻すっからいーんだよ」


あれ、ソファで寝てたのか...


まあいいや


「良くねえ!!早く学校行け!!」


「ンだよ...」


なんでたける、こんなに慌ててんだよ?


...ははーん


「さては女か?」


「えっ!?」


あからさまにびっくりするたける


「クスッ」


分かりやすい奴


ってことは俺もか...


「しょうがねえな。今日は朝から学校行ってやるよ」


適当にパンをくわえて、家を出た


...姫乃、幸せかな


あの男に、何もされてねえかな


なぁんて...俺ァもう関係ねえのに...










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