鈍感彼女
「ンでンで?浮気の件に関しては??」
「は?なんつー聞き方してんだよ、お前は」
「浮気しちゃえよー♪」
「...1か月して別れてやるから、そいつとは」
「へいへい♪じゃあ今日、さっそく会いますか♪」
「帰りは笹山と帰るから~」
「チッ...じゃあ明日、会うか」
明日は土曜日
「へいへい」
有羽はかなりしつこう性格
だから適当に流す
今回も、流せば良かったんだ...
そうしたら、笹山はきっと...
「笹山、帰るぞ」
「うん!!」
玄関で待ってると友達と一緒に来る笹山
「いつも悪いな、お前らも」
「いーえ!!桐吾君、姫乃をいじめたら許さないからね??」
「分かってる。じゃあ帰るぞ」
「うん!!」
笹山に手を差し出す
笹山は小さな手で俺の手を必死に握ってる
...にしてもちっせぇな、コイツ
「ねえ、斗真?」
「なした?なんかあったか?」
「明日...暇??」
明日...?