鈍感彼女


それから1か月


俺らはちょうど1か月の記念日を迎えていた


あれから女からの連絡は来ていない


どうせ忘れているだろう


そして俺も忘れかけていた


あんなことがあっただなんて


俺は全部を忘れかけていた


「姫乃ー」


俺は1か月を迎えたこともあって、姫乃と呼ぶようにした


その方が文字数少ないし


呼びやすいからな


「どうしたの??」


「悪い、教科書貸して」


「え!?斗真が授業出るの!?」


「まあな」


テストが近いから


有羽はいまだに遊んでるけど


「超意外ー!!明日雨でも降るんじゃない??」


廊下に出て空を見上げてる姫乃


「オイコラ、姫乃」


「ふぇ?」


姫乃が振り返る


と、同時に俺は姫乃にキスをした


「ちょ...斗真!!」


「なに?」


「なに?じゃない!!みんな見てるじゃん!!」


姫乃の顔が一気に真っ赤になる


おもしれぇ









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