鈍感彼女


「親父さぁ...もうこんなことやめれば?」


「は?」


親父はペットボトルを片手に俺を睨む


「ガキが俺に命令すんなよ」


「あの女達は親父に惚れてんだろ?でも親父はどうせ、惚れてねえんだろ?」


「当たり前。遊べる間に遊んどけっていうやつ」


「.....」


有羽と同じこと言ってらぁ...


バカみてぇ...


「親父さ、それでいいの?」


「あ?当たり前だろ」


....


最低だな、コイツ...


コイツが親父?


本当にこれ、親父?


「斗真も遊べるときに遊べよ」


「俺は遠慮しとく」


「お前、俺の息子だろ?」


「知らねえよ。俺は親父とは違う」


「ンだそれ。まあいいや。続きあっから」


はぁ...


親父は元気だな


俺にはそんなことは出来ない


とゆうか興味ない


俺は姫乃にしか興味ない


姫乃だけが好きだから










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