鈍感彼女
「斗真、顔赤い」
「嘘!?」
姫乃に言われて我に返る
「斗真、変態なこと想像してたろー?」
有羽が小突いてくる
「うるせぇ!!」
「ひゃー。図星だ、図星」
「斗真は何に出るの?」
「俺はコイツと一緒にバスケ」
シューとを入れる形をして見せる
「バスケ出来るの?」
「スポーツならなんでも」
「斗真はこう見えて、中学では英雄だったんだぜ」
「うるせーな...」
それはもう、思い出したくねえよ
「え?そうなの!?」
「そうそう。それでいっぱい告られちゃって~」
「有羽」
目で姫乃を見る
姫乃は少ししょげてる
「姫乃ちゃん...今はコイツ、姫乃ちゃんだけだから!!」
有羽が必死に言ってる
けど意味ねえだろ
「姫乃、俺はお前だけだから。他の女に興味ねえって」
「本当...?」
「本当」
クスッと笑ってキスをする