鈍感彼女


「斗真に見に来てほしいのっ♪」


「...俺に?」


「うん!!♪」


なんで俺?


「...分かった、行くよ」


微笑んで姫乃の頭を撫でる


「本当!?やった♪」


姫乃は喜ぶ


「けど、なんで俺?」


「斗真はあたしの彼氏でしょ?」


「当たり前」


「だから、来てほしいの♪」


どんな理由だよ...


まあでも、見に行くだけならいっか


「放課後、楽しみにしてる」


「うん!!じゃあ戻るね!!」


「あぁ」


姫乃は教室へ戻って行った


「なんて?」


「練習見に来いだって」


「へぇー。行くの?」


「行くしかねえじゃん。姫乃が楽しみにしてんだし」


「じゃあ俺も行こーっと♪」


コイツ、やっぱ楽しんでる


俺の女だって前も言ったのによー


有羽のタラシ~













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