鈍感彼女


「チッ...桐吾、腕上げたな」


「あれから何年経ってんだよ。...もっともっとイケるからな」


有羽をチラッと見ると、まだまだ元気がありそう


「有羽、お前が次からシュート決めろ」


「斗真、大丈夫か?」


「大丈夫。他の奴は俺が引きつけるから」


「分かった」


やっぱり有羽は物分りがいい


だけどバスケオンリーだけどな


「有羽!!!」


俺がゴール下までドリブルして、ぎりぎりで有羽にパスを出す


案の定有羽はフリーだった


「ッシャー」


「ナイシュー!!」


有羽は3ポイントを取って、ぎりぎりで勝てた


「っしゃー!!!」


俺はめちゃくちゃ嬉しかった


勝てたからじゃなくて


俺らはやっぱりバスケと相性がいいみたいだ


「斗真、楽しい?」


「めちゃくちゃ楽しい!!」


「桐吾が生き生きしてらぁ」


仲間が大爆笑


俺って笑われやすいのか?


「桐吾」


「.....」


部活の仲間が寄って来た












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