きみと僕と。
まあ遅れるなら
遅れようと
ゆっくり歩いたあたし。
そしたらいろんな事を
思い出す。
ちょうど一年前。
龍に告られた。
それからデートした。
抱き合った。ちゅーもした。
…。でもそれ以上龍が
手を出してくる事は
なかった。
それが悲しくて
あたしが一人で
怒って喧嘩した事もあった。
それでも龍は
それ以上手を出す事は
なかった。
あたしじゃだめなのかな…
そう思うと、また悲しくなった。
それに…
今は高校3年の12月。
もうあと数ヶ月。
それであたしたちは
おわっちゃうのかな?
そう思うともっと気分は
しずんでいった。
「かな!!」