星空
あたしが待ち合わせの
場所に着いたのは
あれから1時間も経っていた。
雨も降ってきたし
居るはずなんかない…
そう思ってた。
でもそこには遊斗が居た…
「遊斗っごめん…ッ」
「お前おせぇよ」
声もだけど目で
キレてるのがすぐ分かった
昔の嫌な記憶と重なった
フラッシュバックだ。
あたしは怖くなって震えるのを堪えた。
「本当ごめんさい…」
「これでチューの件ちゃらな?」
笑顔で笑う遊斗を見てあたしは
少しだけ気持ちが落ち着いた。
その優しさに涙が止まんなかった…