星空



「ねぇ、奈々?」


「ん~?」



「お腹すいた」


遊斗がいきなり言ったのが

おかしくてあたしは1人笑っていた。


「やっと笑ったっ!!泣きすぎると

しわ増えるんだぜ!?」

「えっ本当に!?」


「じょーだんだよバーカっ」


ゆうとはいたずらっぽく笑って

キッチンに向かった。


「俺作る。何がいい?」

「オムライスーっ!」


「ばか、俺がそんなの

作れるわけないだろ?」


「ばかばか言うなばかーっ」


「バーカ♪」


良かった。なんか遊斗と居ると

落ち着く…涙なんかすぐ吹っ飛ぶね。

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