星空
この学校、人数が多い
学校で有名だったから
分かんないのもムリないけど…
「俺のハンカチ使えよっ
俺手で十分だったから(笑)」
牙句は笑いながらあたしに
ハンカチを渡してくれた。
「涙拭かないと俺の顔
見えね~よ!じゃ!」
そういうと走って行ってしまった。
あたしお礼も言えなかったぁ…
それから春休みが
終わり入学式が始まる頃
あいつと会ったこと
なんて完全に忘れてた。
やっと高校生って
感じなのに中学と
相変わらずのメンバーが揃っていた。
学校に着くとあたしは
出会ったことを思い出した…