星空


この学校、人数が多い

学校で有名だったから

分かんないのもムリないけど…


「俺のハンカチ使えよっ

俺手で十分だったから(笑)」


牙句は笑いながらあたしに

ハンカチを渡してくれた。



「涙拭かないと俺の顔

見えね~よ!じゃ!」



そういうと走って行ってしまった。


あたしお礼も言えなかったぁ…




それから春休みが

終わり入学式が始まる頃


あいつと会ったこと

なんて完全に忘れてた。


やっと高校生って

感じなのに中学と


相変わらずのメンバーが揃っていた。



学校に着くとあたしは

出会ったことを思い出した…


< 3 / 103 >

この作品をシェア

pagetop