星空



「大丈夫。

俺がずっと傍に居るから」


あたしは遊斗の胸に

うずくまってた。


でも遊斗は少しでも

あたしが元気ないと

気付いてくれる…



「ありがと…。」

あたしはそれだけしか

言う事ができなかった。


「俺のせいで元彼の事

思い出させちゃったよな…」


「遊斗のせいじゃないよ?

あたしは遊斗のおかげで

誰にも話せなかった事

全部遊斗に話せたんだよ?

あたしいつまでも前に

進めなかったから

遊斗のおかげで前向きになれた。」


「俺絶対奈々の事守るから。

絶対辛い想いさせないから。」


遊斗は真剣な顔で

そう、話してくれた。


元彼の事忘れる事できるかな…

少しずつでも忘れていけたらいいな。

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