星空



「食え。」



りんごをフォークにさして

あたしの手に渡してくれた。



皮はたくさん残ってるし


切り方もガタガタ



これ、この人が切ってくれたんだ…



それを思うとあたしは


自然に笑みがこぼれた。




「な…っ何笑ってんだよっ
 
 もう食うな。」




そうゆうと布団の上にあった


りんごを勢い良く取った。
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