意地悪社長と、冷血女弁護士

 そして、所長に呼ばれた

優花が
 
 「琴音、あんた何かやらかしたの?」

 「ううん、どちらかと言えば、所長がやらかした感じ」

 「え?」

 「ううん何でもない」

 「ふ~んそうなんだ」

 優花は、あからさまに怪しいという表情でこちらを見てきた

 「わかった、後でちゃんと説明するから」

 というと、優花は

 「了解」

 と、満足げに笑った

 




 
 コンコン

 「失礼します」

 「おー来たか橘君」

 「あ、はい何でしょう所長」

 「あー昨日の件何だが・・・」

 申し分けなさそうに所長は言った

 「あーあの件ですか・・・」

 「非常に申し訳無い、古い友人に頼まれたからついな」

 「ついなって・・・」

 「本当に申し訳無い」

 「別に気にしないで下さい」

 「私も別に気にしていませんから」

 「そうか、それならよかった」

 所長は、笑った

 「っていうか伯父さん何で結婚何て話が出てるのよ」

 そうこの人は、私の実の伯父さんである

 
 「それはだな琴音、大吾朗さんの意見なんだ」

 「私も反対したんだぞ、そんなの身勝手すぎるって」

 「だがな~どうしてもといわれてな~、うちの事務所鳳グループの
  顧問弁護士やっているがろうだからことわれなくてな~」
 
 何という横暴さだ・・
 いくら友人に頼まれたといったって、普通本人の同意なしで結婚なんて
 あり得ない・・・・・・・
 




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