恋と戦争と甘い食べ物。


そう思うと、何だか悲しくなってきた。初恋が同じ相手として。


でもカリアなら、こんな三葉でも受け止めるはず。


優しい…子だもん。


「あんたの計画、上手く行くかしら」


美佳が突然そんなことを言った。


「…え?何で?」

「だってさあ、三葉先生あんたに超執着してんじゃん。フランス人形なんて、すぐ振りほどいちゃうよ」

「うん。カリアね」


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