恋と戦争と甘い食べ物。


「いや、い「ありがとう!じゃあ頼んじゃお~っと!衡、行こう!」


カリアは胸を張る。ふふ、さすが優しくて恋に燃えるカリアだわ。


資料室を手際よく飛び出し、私と衡は並んで階段を降りる


途中で衡が、


「あの子、誰?」


と不思議がった。そうだ。衡は知らないんだった。


「小さい時の親友で、三葉と結婚を約束しちゃった人。あの2人をくっつければ、もう邪魔はしないでしょう」


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