恋と戦争と甘い食べ物。


「…大丈夫。私、衡が大好きだよ。ね、衡」

「…ん」


甘い、雰囲気。


優しく私を手放した衡は、まだ不安そうな顔で、私を見てる。



目をつむる。


これは合図。私は衡のものだから、選択肢は衡が選んで。



「…―――好きだよ、陽菜乃。」



たくさんの愛を、ありがとう。


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