恋と戦争と甘い食べ物。


「…ェ」


固まる宮野。


私は一息ついて、中学の紋章のついた鞄から券を取り出した


「はい。一緒に、行こ?」


う~ん…。

逆って感じがするけど、まあいっか。


美佳は、私の誕生日吹き込んだのかな?



「お。じゃあ、またな」



いつの間にか分かれ道に来ていた。


宮野に手を振り、私は普段通りに薄暗い道を歩いていく。



―――ドッ


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