恋と戦争と甘い食べ物。







9月5日、月曜日。


学校に行きたくない私に「大丈夫」と笑顔を向けた三葉。


その笑顔が、昔の三葉兄ちゃんと重なって

私は思わず頷いていた。



「おはよー!…って、陽菜乃!?どうしたの、その目!!」


美佳。


ずっと泣いてた目が、腫れちゃってたみたい。


「…そうだったの…アイツ、あんなに陽菜乃を好きだったのにね…」


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