恋と戦争と甘い食べ物。


衡は体全身で、
私を抱きしめた。


もう離さない


って約束したのに
”ごめんな”って。



頭がボーッとなっていたけど


はっきり聴こえた



衡の、温かい


生きる心臓の音


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