恋と戦争と甘い食べ物。



《うん…。俺も同じ》


ぱあっと私の心が輝いた。顔も輝いていたかもしれない。


《おっと、もうこんな時間だ。切るな?》

「あっ、う、うん。おやすみ…」

《おやすみ》


最後、電話を切る間際の優しい声にキュウウンときた。


宮野…私だけにくれる声。言葉。



何だか独占した気持ちになれて、とっても嬉しいなあ…。


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