恋と戦争と甘い食べ物。


「ねー陽菜乃お、あんたにまたお客さんなんだけど」

「え?…うん、今行く」


水道の水を止めて、小走りで部室に戻る。


途中で宮野が、


「他にも、部活に来るやつがいるのか?」

「うーん…まあ、来るといえば来るよ」

「ふう~ん」


そんな感じに、ツンとなった。まだ私には彼氏心がわからない。






「えぇーと…どなたですか?」


何か、後光が見えるくらいの美青年さんがいるんですけど。


< 38 / 237 >

この作品をシェア

pagetop