恋と戦争と甘い食べ物。
「ねー陽菜乃お、あんたにまたお客さんなんだけど」
「え?…うん、今行く」
水道の水を止めて、小走りで部室に戻る。
途中で宮野が、
「他にも、部活に来るやつがいるのか?」
「うーん…まあ、来るといえば来るよ」
「ふう~ん」
そんな感じに、ツンとなった。まだ私には彼氏心がわからない。
「えぇーと…どなたですか?」
何か、後光が見えるくらいの美青年さんがいるんですけど。
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