恋と戦争と甘い食べ物。


また男の子は、ニッコリ笑った。


でも不思議なの。


嘘の笑顔にも見えないし、偽りの「かわいそう」と言う目でもないの。


ただ温かく、私を心で見つめてるの



『よつ葉のクローバー。探すの得意だよね、ひな』

『…ウン』


見て、くれていたんだ。


いつも木の陰で、幸せのよつ葉のクローバーを探しているのを。


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