恋と戦争と甘い食べ物。


私は美味しいから飲んでるんだと必死にアピールした。


けれど宮野の疑いの視線は消えることなく、


「さ、白状しろ。三葉って何者なんだ?」


ズパーンと決め言葉。


宮野のコーヒーから水滴が落ちて、地面をポタリと冷やす。


その水滴が3度落ちたところで、私は三葉が幼い頃の近所の兄ちゃんで初恋の人だ、ということを説明した。


< 60 / 237 >

この作品をシェア

pagetop