恋と戦争と甘い食べ物。


話し終えると、宮野は目をカッと見開いたまま停止していた


私は安心させるために、おずおず付け加える。


「…もう好きじゃないし、好きになんてならないから…ね」


宮野の空の缶コーヒーを拾い、ごみ箱に捨てる。環境第一。


「…や、だからって…」


「好きになんないって!私は宮野が大好きだもん!」


ちょっと珍しく、私が言い放ったぞ。


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