恋と戦争と甘い食べ物。


お、押されてしまった…!


「だから、離して…ね?」

「あ。了解ー」


ニコニコしながら、三葉は離れた。消える温かみ。


あーあ…初恋、今ならこんな近くにあるのにな。

あの時、勇気があったら…


「ううん!さ、寝るから出て行った出て行った!」

「ゎっ、お…オヤスミ」


三葉を扉の外に追いやり、笑って「おやすみ」と答えて閉めた。


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