毒舌吸血鬼と妄想少女

 「…好き?」

 「あれ?もしかして私だけでした?」

 「なにがだ?」

 「リズは私のこと…その…好きですか?」

 「誰がお前みたいな不細工。…まぁ、体は悪くない。性格と顔は判定外だ。」

 「酷いですね。リズは私の体が好きなんですか?」

 イブは少し苦しそうに、潤んだ瞳で俺を見上げた。

 俺の上で、イブはほぼ全裸。

 服は肩や足で止まっている。

 「…好きだぞ。」

 「よかった。」

 微笑んだイブに余裕を与えてはやらない。

 強く引き寄せ、攻めまくる。

 余裕はイブには似合わない。

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