毒舌吸血鬼と妄想少女
好きなんだよ馬鹿野郎ー!

 「リズ!」

 二週間ぶりに城に足を踏み入れた。

 リズは怯えた瞳で私を見た。

 「い、ぶ?」

 「…私、あなたしか要らないの!」

 イブは私を強く抱きしめた。




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