o+*‐舞桜‐*+o
ガチャ・・・


総長室のドアが開いた


真「あっ・・・」


真佐が気まずそうな顔をする」


司「俺ら出てくな」


そういって司たちは出ていってしまい6人が残った


あたしは司の行ったとおり話すべきだと思い口を開く


『真佐・・・あの時の本音を話してくれない?あたし総長なのになにも気づいてやれないほどあのころ人の気持ちに鈍感だったから・・・』


真佐の気持ちが聞きたかった


真「・・・あの時、親父たちの会社が潰れたのはホントだった。理由もホント。ただその怒りと両親がいなくなってしまった悲しみを・・・愛にぶつけてしまった。」


愛「うん・・・」


真「愛の親だって悪いわけじゃないんだ。親父たちだってそんなことわかってた。自分たちで頑張らなければいけないと。でも愛の親が少しでも親父たちに救いの手を伸ばしてくれていたらって思うと・・・その気持ちが愛へと向かってしまった。」



愛「うん・・・・」


真「そしたら愛が生きてることが許せないって思うようになるくらい辛さが俺の心をうめつくしていた。ダメな方向へ考えがうかんでしまってた。それであの日、自分の気持ちをぶつけナイフを愛に向けた」


・・・


真「愛を刺すギリギリで俺なんでこんな馬鹿なことしてんだと思ったけどもう引き返せなかった。でも・・・あの時そんなこと思わずに引き返せばよかったんだよな。」


真佐の気持ちが耳にドンドンはいってくる


真「そうすれば・・・全く話に関係なかった聖弥を傷つけずにすんで、愛も傷つけずにすんだのかもしれない。誤っても許してもらえないことはわかってる。でも、俺は・・・」


『許すよ』


許すに決まってる


真「え・・・」


『真佐がそんなに辛い思いをしてたなんて考えられなかった。それくらい真佐は完璧に笑って、楽しそうに過ごしてた。そんな辛いときに笑顔でがんばらせてしまってごめんね・・・』


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