終焉の夜明け



「……んなアホな事できっかよ」



のっても良かったけれど、
栄東商業だから捕まったら

まじシャレになんない。



退学覚悟だし、退学じゃなくても
停学だか反省文だかの特別指導。



んな危ない橋渡ってらんない。




「なにビビってんの?」


「っ!」




立ち上がって彼の胸ぐらを掴む。




ニヤッと笑った彼がムカつく。




「……そんなやっすい挑発
このアタシがのるとでも?」


「弱虫にゃ出来ねぇか」


「弱虫でも内申ぐちゃぐちゃに
するぐらいならそれで良いよ」



< 124 / 143 >

この作品をシェア

pagetop