終焉の夜明け





そんな話をしていると
遠くから単車の音がした。







すぐにリューや愛樹が現れる。






ユータは?って口にしようとした

直後──




アタシは愛樹の単車の後ろに
くくりつけられた紐を発見。




その先につながれたものは──









人間。






ユータだった。






「再起不能で良かったんでしょ?」





からっと笑った愛樹が私に抱きつく。






血だらけで、息してるかも
わからないボロボロの姿。

そんな彼をじっと見つめる。




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