終焉の夜明け


「てかさー、オンナがキャピキャピして
キモいっ!

もっと冷静でクールな子と
知り合いたいっ」



けれどリューに気にせず、
アタシは不満をぶちまける。



「あー、チビはうるさいオンナ
嫌いだもんなー」



「うん、嫌いっ! てか、なに?
何で入学初日から男の話すんの?
キモいしっ」



「いや、そりゃするだろ」



「何で!?

つーか、リュー達も
入学したときオンナの話したの?」




予想もしなかった返事に聞き返す。



< 29 / 143 >

この作品をシェア

pagetop