終焉の夜明け
アタシは
冷ややかな視線を2人に送りつつ、
2人の間から逃げようと試みる。
……うん。
嫌いじゃないけどね、この2人のコト。
でも、なんか思い上がってるところは、
とてつもなくウザいと思う。
好かれてるのは嬉しいんだけど、ね。
とりあえずは、
「純もリューも、彼氏(オトコ)にする気は
全くもってナイから安心して?」
超絶笑顔でぶちかましてやった。
その途端、2人の口論はとまる。
しかも、マヌケ面で
アタシをガン見するとか、
なんかウケる。