終焉の夜明け
「ちょっ、はなせ~!!」
当たり前だけど
アタシは"ジタバタ"。
だって、いきなり腰掴まれて
持ち上げられてんだよ!?
アタシ体重、ヤバイんだよ!
身長のわりに重いの~!!
147センチなのに、
よんじゅ……
って、そんなんはどうでも良くて!!
「とにかく放して~!」
アタシは手足をジタバタさせて
目一杯もがく。
「ちょっ、乃衣~」
純は情けない声をあげながらも
放してはくれない。
そして、そのまま――