終焉の夜明け



完全に徹夜。

しかも入学2日目で。




あぁーあ、だるい。



アタシは頭をかきむしりながら
そう思いつつ

鏡で顔を確認する。



目元はうっすらクマが出来ていて。

てかそれよりもアタシ
メーク落としてない。



髪のメッシュも……。






マジ最悪!!







シャワーを浴びるため
タオルと制服ひっつかんで
バスルームに向かう。





そうして、準備ができたのは
予定より10分遅い。



急がなきゃヤバイ。





ヴヴヴッ!



そんなときに限って
メールは私を縛り付ける。




黒いケータイを開くと
ディスプレイには“片瀬柚樹”。



< 73 / 143 >

この作品をシェア

pagetop