真実の愛を届けますッッ!!
第二章
決断〈side桜〉
ただ今、自習の時間。
みんなが楽しくお喋りをしている中私、泣きそうです。
「彩ぁ~~~~~。」
「どうしたの………?」
あの日から一ヶ月がたった。
私はあの日からお弁当を毎日作り、時間さえあれば旬先輩に会いに行っている。
だけど………
何の進展もない。
あるとすれば……旬先輩が最近、目を合わせてくれない。
「私、旬先輩に嫌われちゃったかも……」