真実の愛を届けますッッ!!
もうわからないよ……。
「………」
私は答えなかった。
「………言わなきゃわからねぇだろ?」
旬先輩は優しく聞いて掴んでいた手を離して、私の頭を撫でた。
………旬先輩の馬鹿。
そんなふうに触られたら好きって気持ちがあふれちゃうよ……。
私はこの想いを断ち切らなきゃいけないのに……。
「だって………」
でも私の心は言うことを聞いてくれない。
どうして言うことを聞いてくれないの?
「……だって?」